日本の戦争と平和


トリックスターから、空へ (新潮文庫)

p99〜101. 「終戦協定」(ファーストガンダムを思い出す)、国家vs民主主義と、中の人、人間味、終わりのない戦争。

p188. やがて宇宙が消滅するまでの"無秩序へ"の流れ→無気力ととる人もいる。だがその中で、"秩序へ"の流れが確かに存在する。


(追記)

p118. 戦争において、1人が殺すのは何人までと決める。自分の家族を殺した相手は殺しても、2人目3人目は殺さないと決める

p164- 改憲は“理想”を“現実”に近づける。その逆、“現実”を“理想”に、つまり「世界の国々から軍隊をなくす」という方向に向かうべき

p126. 日本は世界でたった一つ、平和憲法を持っている特別な国である。そこに人類全てを進歩させてゆく可能性を感じる。日本はこの“特別さ”を捨てるべきではない。

p138.「愛国心

p141. 日本国憲法は奇跡


p61. 平和:“安保反対”を叫んだ人達は、今何をしてるのか?

p98. p171. 靖国問題:日本人によって殺されたアジアの人々にも哀悼の誠をささげるべきでは?

p105. 小さな声で、自信無さげに、その理想を語るべきである。

p109.110. 「グラウンド・ゼロ」9.11 元々は広島、長崎のことであった。
イラク戦争でも“劣化ウラン弾”という核爆弾を使用しており、イラクの人々にとってのグラウンドゼロとは、点在する“無数の場所”のことである。

p125. 歴史を知るということは、現在の人間が、どのようなことを起こす可能性を知ること

p128. 歴史の教師に期待、どんな教科書を使ったとしても、生徒達に歴史の恥部も暗部も全て教えて欲しい。子供達は、それでもきっと、日本が世界に誇れる国だということを理解すると思う。

かつて自分の国の言葉や名前を奪われ、日本人として戦場に行かされたアジアの人々がいる。その人々にとって日本の歴史は「自分達の歴史」自分の都合の良い時だけ、お前達は日本人であるとして、都合が悪くなると、外国人が干渉するなというのは、身勝手

p135. 日露戦争以後の歴史、日本人は戦争を恐れるという自分達の間隔にもっと自信を持つべきだ。

p148. テロは何らかのメッセージである。

p156. アメリカの戦争に反対すべき。

p160. 誰もが信じる“正義”こそ、疑ってみる必要がある。

p184. ニュースを見てリアリティーがもてるのか

p191- 英米化「価値」: ライブドア事件、"価値ある"ものが"悪" が起こりうるから悩む。何に価値を認めるかは、自分で決めなければいけないし、それは自分の人格を賭ける覚悟がいる。堀江氏とテレビとの戦いは『自分の方がテレビを面白く出来る』と断言したところから

p212-「移動」: 金(カネ)は常に物の価値を決める秤でしかない。"金そのもの"に価値が存在し続けるわけではない。
物の価値「その人にとっての価値」:例えば“何百円かの金”を放棄して“紙と鉛筆”を手に入れる。それを書いた人にとっての本当の価値は、“そこに書かれた文字”へと移る。

p215-「伝える」: 山林で、犯人達は青年を埋める為の穴を掘っていた。青年はこう呟いたという「生きたまま埋めるのかぁ、残酷だなぁ。」これが青年の最後と言葉だった。
【言葉に対する絶望】だ。“表現”から察してくれと最後の望みを繋いだ。圧倒的に言葉が通じなかった。

p221-「擬人化」:我々はそのままの相手を愛するように見えて、実は相手の言動をヒントに自分が想像して膨らました人格を愛するのではないか。
だからこそ人は、何かに愛情を感じた時、誇らしく生きていることが喜ばしく感じるのではないか。それは、自分を肯定することに他ならないのだから。

p230. 鳥瞰すると現実とのズレが生ずる。

p237. 設けすぎたと悩むことがある。不自然な金は恐ろしい。

p242. 自分の示す秩序の為にはモラルや倫理を超越するのが芸人の芸たるゆえんである。

p246. この大衆の生み出す怪物(熱狂)が、実は戦争にも深く関わっている。

p251- 「美化」:人間は不器用で、今現在の幸福を自覚することが不得意だ。人は思い出を美化する。



トリックスターから、空へ
トリックスターから、空へ太田 光

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